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オトさんがモテないのはどう考えても? 後編<通常版>

※※※ この日記は『オトさんの日常』の続きです ※※※

■オトさんの日常(2017/3/12)

http://SNS.jp/view_diary.pl?id=1959173274&owner_id=1699183

■前回のあらすじ

・休みの日に出社してたら、思わぬトラブルに巻き込まれた。

・トラブル対応をしていたら、先輩に誘ってもらったボルダリングの集まりに行けなかった。

・先輩に「飲み会だけでも来い」と言われたので、しぶしぶ新橋へ向かった。

『オトさんがモテないのはどう考えても? 後編』

『亜種特異点I 悪性女豹魔境 新橋』

オト「すみません、お待たせしました…」

剛くん「おっ、オトきたかー」

21:00を回った新橋の某居酒屋。

一番奥の席には、男性が2人と、女性が「2人」、座っていた。

位置関係的には、こうだ。

いわゆる下座にKinki Kidsが2人。

上座に女性が2人。そのうちの1名はJUJUさんである。

KinKi KidsにJUJUとか、

Mステの打ち上げにきてしまったんじゃないかと思わせるような面々だが、

もちろん仮名である。

前回の日記と役割は一緒だが、一応おさらいをしておくと、↓みたいな感じ。

剛くん :オトの会社の先輩。35歳独身。男性。彼女なし。

光一くん:オトの会社の、オトと同期。33歳くらい?独身。男性。彼女なし?

JUJUさん:剛くんの友人。おそらく剛くんと同い年くらい(35くらい)。既婚。女性。

なんで今回はこんなに仮名を頑張っているかというと、

いつもより登場人物が多く、誰が何をしゃべったかが判別できないと会話が成立しないからである。

紛らわしいですが、頑張ってついてきてください(´・ω・)

JUJU「オトくん、久しぶりやね〜」

オト「あっ、JUJUさん、お久し振りです〜。

   すみません、ボルダリング参加できなくて」

JUJU「ええよええよ〜、なんやトラブったんやろー。

   また今度一緒にいこ〜」

オト「ういっす」

とりあえず座布団の配置的に、JUJUさんの隣が空席の席が空席だったので、

靴を脱いで上がる。

あぁ、このお店は掘りごたつだったんです。

席に着く際に、奥に座っている女性とも目があった。

会社にいるときの先輩とのやりとりには出てこなかったので、

まさかもう1人いるとは思ってなかったが…。

??「久しぶりー」

オト「お久し振りです。ボルダリング行かれてたんですか?」

??「うん、初めていったー。楽しかったよ」

(´・ω・) …?

思わず普通に会話をつなげてしまったが、まだこの人が誰かが分かっていない。

オトさん、人の名前と顔を覚えるのが苦手なくせに、

こういう時に「Who?」って聞くことができないシャイな性格なんです(*´▽`)

さて困った…。

仮に、この人は「Cさん」としておこう。

芸能人に例え…られない感じなんだよなぁ…(´・ω・)

剛くん「オトは、Cさんとはクラフトビール以来?」

表情に出すことなく困ってたオトの違和感を察したのか、

剛くんが会話の流れを壊さないようにヒントを出してくれた。

剛センパイ・・・あざっす・・・!( ´Д`)

オト「そう…かな? うん、そうですね?」

なにがどうなのか自分でも分からずに混乱しながら、

与えられた僅かな時間で脳みそのメモリーをひっくり返す。

クラフトビール…最近クラフトビールを飲みに行ったのは――

――あ、思い出した…――。

〜〜〜 いつかの会社の昼休みのこと... 〜〜〜

剛くん「なぁオト、女の子とビール飲みに行かん?

    クラフトビールのおいしい店に予約入れてんやけど」

オト「いいですよ。 女の子って、僕の知ってる人ですか?」

剛くん「いや、知らんと思う。 …あぁ、JUJUちゃんくらい知ってるかも」

オト「JUJUさんは知ってますけど…それって合コンですか?

   でもJUJUさんって既婚者ですよね…」

剛くん「いや…合コン“ではない”。 とりあえずビール飲みに行こうや」

オト「はぁ…」

〜その夜...某飲食店〜

テーブルの隅の方で、オトと剛が、視線はそのままで小声で会話していた。

オト「剛くん、これほんとに合コンじゃないんですよね…?」

剛くん「もちろんやで。合コンやったら年齢層おかしいやろ」

たしかに…。

その会には男性3人・女性3人と、傍(はた)から見たら合コンに見える。

しかし、男性陣は30〜35歳くらいの年齢でまとまっているのだが、

女性陣は、年齢は直接聞いていないものの、24〜30代後半まで、しっちゃかめっちゃかである。

オト「でもあの24歳くらいの子、めっちゃ可愛くないですか? 俺は好みかな〜」

剛くん「あの子、多分、彼氏おんで」

オト「えっ?」

剛くん「JUJUちゃんは人妻や」

オト「それは知ってます。剛くん、これ合コンではないんですよね?」

剛くん「合コン“ではない”」

オト「…もしかして俺らのことハメました…?」

剛くん「人聞きの悪いことを言うな。 俺もどうしたらいいか分からんかってん…」

JUJU「剛くーん、そういえばさ〜」

剛くん「はいはい」

JUJUさんに呼ばれ、そちらの席の方に行ってしまった剛くん。

それを傍目に、1つの確信を得た。

この会を合コンとしていないのは「男性陣だけ」なのではないだろうか…。

女性陣は3人。同じ職場らしい。

1人は既婚者。

1人は彼氏持ち(推定)。だが、それは会話内だと隠している。

そして、おおよそ結構な年上だと思われるCさんという人物…。

…(´・ω・)

ある推察が固まりつつあるところに、剛くんが席に戻ってきた。

オト「剛くん…」

剛くん「ん?」

ビールを口に含みつつ、剛くんは目だけをこっちに向けてきた。

オト「この会って、まさか女性陣2人でCさんの相手探しをしてまs――」

剛「それ以上はいうな、オト。

  男はピエロにならなきゃいけないときもあんねん。

  ビールうまいやろ。飲め飲め」

…なんか読めた気がする。

うちの会社の男性陣は、割と結婚が早い方である。。

それこそ、30代後半の男性は大体結婚しているか、

性格や容姿になんらかの難があり、独身貴族をしているか、だ。

おそらくJUJUさんから、それなりの年齢の男性を紹介という名目で

飲み会を開いてくれと頼まれた剛くんが、適材を見つけることができずに、

やむを得ずオトを呼んだ、と。

きっと、こういうストーリーなのだろう。

オト「…ビールうま」

剛「せやろ」

〜〜〜 回想終了 〜〜〜

あああああ・・・( ´Д`)

思い出したぞ、Cさんか。

オト「今日はあの24歳くらいの子、いないんですね」

JUJU「あの子は今日は別の用事があんねんな〜、残念〜」

適度に会話を繋ぎつつ、ちゃんと思い出したことを剛くんにアピールする。

だがしかし、なぜこんな状況に…?

Cさんは、オトのスカウターによるとおそらうく年齢40歳前後くらい。

「キレイ系」か「カワイイ系」かと言われると、「キレイ系」に属さざるを得ないというか、

2択問題は、時に拷問なりえることを皆々さまへは十分ご理解頂き、

用法容量を守って正しくお使い頂きたい(´・ω・)

前々から言っているが、オトの女性に対するストライクゾーンは大分広く、

投手が一塁に牽制球を投げても、バットを振ってしまう勢いである。

故に「40歳前後」という年齢がストライクゾーンから外れるかというと、

別にそういうわけではない。

現に、会社にめっちゃ仕事できて、仕草やファッションが

オトにことごとくクリティカルヒットな40歳近くの女性の部長さん(独身)がいるのだが、

もう、いつでも抱いて欲しいと思う。(どうした

さて、Cさんはというと、顔も、別に整っていると思う。

体系もスラっとしていらっしゃる。

外見から分析してると、この人は女性として結構完成してる方だと思うのだ。

でも、オトはこのCさんは苦手なのである。

何故、か?

それは、オトが「ちょっと面倒くさい性格」をしているってだけである。

オトは、実際に会う人で、初対面の時、「第一印象」をなかなか拭いきれない。

一番印象が特に悪いのは「会ってそんなに時間が経ってないのに馴れ馴れしいタイプ」の人。

実際に↓のようなやりとりにはなってないが…

??「君がオトくんかい? 話は聞いているよ」

オト「は?誰お前」

って感じなる。

そんな露骨には出しませんけどね(´・ω・)

少なくとも、このCさんの慣れ慣れしさには、

オトは不快に感じているということは間違いない。

オト「今日は元々、みんなでボルダリングに行く予定だったんですか?」

剛くん「JUJUちゃんはそやな〜。Cさんは仕事の都合で本来無理やったんやけど、

    急に予定が空いたらしく、急きょ参戦になった」

Cさん「そうそう〜。 会社の他の子に運動できる服、余分に持ってないか聞いたら

    みんな、1枚や2枚くらい持ってるらしくて、借りてきたんだよねー」

…あぁ、なるほど。

今日、Cさんがいるのは、ただの事故か…。

事故だと思いつつ、「若干JUJUさんの策略も入ってるんじゃないか…?」ということは

頭の片隅に置いておくことにした。

それから1時間くらい、ぐだぐだとしたトークが続いた後のことだった。

「事件」が、起きた。

JUJU「そういえばさ〜、会社で30歳後半くらいでいい人おらんのん〜?」

そう、口火を切ったのはJUJUさんであった。

剛くん「…!(`・ω・´)」

オト「…!( ´Д`)」

光一くん「?(´・ω・)」

以前の、クラフトビールの会では露骨にそういう話にはならなかったが、

今日はCさんの顔見知りが過半数を超えてることもあるからか、

積極的にサイコロを振ってきた。

オト「30歳後半ですかー。どうしてですか?」

オトは得意の「察してないフリ」をしつつ、出方を伺うことにする。

JUJU「いや〜、Cさんにいい人おらんかな〜、って」

直球…!( ´Д`)

なるほど、オトが前回に察していた空気は間違っていなかったようだ…。

剛くんにアイコンタクトを試みたいのだが、剛くんが目を伏せてしまっている。

そして前回の会にもおらず、状況が飲み込めきれてない光一くんには相手が悪い。

ここは…オトが行くしかないのか…( ´Д`)

オト「へ、へぇ…でもなんで30歳後半なんですか?

   Cさんって年上好きなんですか?」

あくまで『Cさんは30台半ばですよね〜、見た目〜』前提のトークでお茶を濁すことに。

JUJU「年上…?あー、Cさん、あれなんねんな〜、今年で…」

JUJUさんが『言っていい?』とばかりに、チラっとCさんの方を見る。

Cさん「ねぇねぇ、私いくつくらいに見える??」

剛くん「 ( ゜∀゜)・;.、グハッ!!」

オト「(´゜ω゜)・*;.、ブッ」

光一くん「(´・ω・)?」

おま…それは…

『実際年上に見えるけど、実は若いんだぞ♪』

みたいな人や、

『若く見えるけど、実は年上だぞ〜』

…的な人が使う技術(ワザ)であって、

見た目も年相応の人が使うものではない…!( ´Д`)

これが、どうでもいい人との飲み会なのであれば、

「40歳くらい?」とか、容赦のない袈裟斬りを喰らわせて終わりなのだが、

剛くんもオトも、JUJUさんの手前がある。

あまり失礼なこともできない…。

「沈黙」という回答でもバッドエンドルート直行便な中、

「対多数の飲み会で空気を読むランキング」3年連続首位に輝くオトさんが、

この「戦場」というお題目の、悲劇の幕を斬って落とした――。

オト「さ・・・34・5くらいでは・・・?」

先陣を切って言ってはみたものの、女性陣の表情を怖くて見れないオトさんは、

何故か一番状況を把握していない光一くんに視線を泳がせると・・・

光一くん「う〜ん…じゃあ、36〜7くらいですかね?」

「じゃあ」ってなんだよ!

「じゃあ」っていうなよ!!( ´Д`)

最後に、剛くんの方をチラ見する。

Cさんの方を見て、見定めているように見えるが、

多分ビールを飲んでるだけなんだろう、あれは…。

だが、流れ的には剛くんが「38〜9くらい」を指定して、

そこが一番近い回答となるはずなんだ…!

男性陣最年長組として、なんとか頼んだ、剛くん・・・!

剛くん「・・・37・8くらい?」

ひ、ひよったーーーーーっ!!( ´Д`)

それ光一くんが言ったやつやでーーー!!

JUJU「ほら〜、やっぱ若く見えるんやて、Cさんは〜」

Cさん「そうかなー、ありがとう」

JUJU「Cさんな〜、こう見えて39歳くらいなんやで〜」

建前オト「そうなんですかー! お若く見えますね! ヽ(。・ω・。)ノ」

本音オト「(せやろな…(´・ω・))」

光一くん「あ、でもオトって年上好きじゃん」

ちょお―――――っ!? ( ´Д`)

唐突に自軍から撃ちこまれた大砲の弾を避けることも叶わず、

悪意のないフレンドリーファイアに被弾することになった。

JUJU「え〜、そうなん〜? Cさんとかどう? どうなん〜?」

目を輝かせているJUJUさん。

やめてくれ…その害意のない、子供のような目で俺を見るのはやめてくれ…!( ´Д`)

オト「え、えーっと…。 お、お綺麗だと思いますよ…。

   ねぇ…? つ、剛くん…?」

剛くん「せやなー。 でも俺、年上無理やからなー」

JUJU「あ〜、剛くんはそやね〜」

えっ!? 何それズルい!( ´Д`)

確かに剛くんは年上に興味がない。

せいぜい同い年か、年下が好みというのは前々から宣言してることである。

つまりこの会では、公然と「Cさんは俺のターゲットに入りませんよ」と言っているようなものである。

くっ…ストライクゾーンの広さが、こんな形で首を絞めるとは…(´・ω・)

しかし、

直後の一言が、オトの心を凍り付かせることになる――。

Cさん「私、別にオトくんでもいいかな、って思うけど」

…はい?

JUJU「あ〜、そうなんや〜。 よかったなぁ、オトくん」

オト「えっ? あ、あぁ…そうですね…」

もうダメだ。

もう無理。

確かにオトさんは、自分を「人間の底辺くらいの存在」のような見方をすることがある。

ただそれはオトさんが自分自身で評価した結果や、

オトさんとある程度仲のいい人がすることである。

こんな、まだ2回しか会ってないような人(※しかも第一印象×)に

「オトくん“でも”いい」

なんて言われる筋合いは、ない。

これはさすがにカチンときましたわ…(´・ω・)

これ以上、この人と仲良くするのは無理な気がする。

この発言を聞いた時、一瞬、Surface

「なあなあ」という曲の歌詞がよみがえった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「アタシ椎名君でも良いんだよ」なんて

オイオイ僕の意思はどうなっちゃうんだ?

なあなあ?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

という部分。

なるほど、椎名さん(※作詞、兼ボーカル)はこういう気持ちだったのかしら…。

結局その後、JUJUさんの終電の関係上、特に実りのない会話のまま、その会は幕を閉じた。

・・・と、思ってた。

剛くん「よーし、二次会行ける人、行く?」

Cさん「あー!行く行くー!」

夜は、まだ明けない――。

memo:

作成時間 164分

文字数 7927文字